紙の申告書には18のパターンがあります。

従業員全員がクラウドを利用できるわけではありません。どれほど社内IT環境が充実していても、例えば休職者に対しては、自宅に紙の申告書を送る必要があるかもしれません。
ラクラスがクラウド+BPOにこだわるのは、紙の申告書の配布・回収も含めて、人事部を年末調整申告から解放するサービスを作りたいと考えるからです。

紙の申告書は、次の書類の組み合わせになります。
(1)年末調整の案内書
(2)申告書の記入見本
(3)年末調整依頼書(従業員を特定するQRコード付き)
(4)申告書(キハイショ、マルホ、当年マルフ、翌年マルフ)

従業員の皆様には、(3)年末調整依頼書と、(4)申告書、および証明書類とを、一緒に封筒に入れて提出するようお願いをしています。
当社は、年末調整依頼書に印刷されているQRコードを読み取ることで、申告書と証明書類の持ち主が誰であるのかを、判別します。

お客様は、年末調整依頼書の次の記載事項を、お客様の方針に従ってオンオフすることができます。
(a)障害に関する証明書を、年末調整依頼書と一緒に提出するか否か。
(b)勤労学生に関する証明書を、同上
(c)前職等の給与所得の源泉徴収票を、同上
それぞれオンオフを切り替えられますから、これだけで8通り(=2×2×2)のパターンがあります。
オンにすれば提出を指示する文章が表示され、オフにすれば提出不要と表示されます。

この8パターンに加えて、年末調整を行わず、翌年マルフだけを提出する従業員用の依頼書があり、ここまでで9通りがあります。
そして、それぞれの英語版がありますので、合計で18通りのパターンができあがります。

Mominokiのお客様は、全18通りの中から、お客様の方針に合致したパターンを選ぶことができます。
大企業からの要求を満たすよう開発を続けた結果、昨年、この18パターンに辿り着きました。

今年のお客様も、この18パターンからお選びいただくことで、満足いただいております。
今日までのところ、追加のご要望はないようで、ちょっと安心しています。

2021年10月6日